日々の生活でコツコツと貯めてきたANAマイル。
先日、そのマイルを使って念願のトルコ・イスタンブール行き特典航空券を予約しました! 予約が完了した瞬間は「これでお得に海外旅行ができる!」と確信していたのですが、後から冷静に計算して青ざめることに…
なんと、「2人分の航空券を普通に現金で買った場合と、トータルの出費がほとんど変わらない」という衝撃の結果になったのです。
今回の失敗の原因は、主に以下の2点です。
- 「マイルを使えば必ずお得になる」と思い込んでいたこと
- 「後でも大丈夫だろう」と復路の予約を後回しにしてしまったこと
これらの失敗が、海外旅行初心者の私たちにとって大きな勉強代となりました。 なぜ現金購入と大差ない金額になってしまったのか、知らないと怖い「片道発券」と「燃油サーチャージ」の罠など、私たちの失敗談をベースに詳しく解説します。
念願のイスタンブール!ANAマイルで特典航空券を予約

ついに念願だったトルコ・イスタンブール行きの特典航空券を、ANAマイルを使って初めて予約しました。
夫婦2人旅だけど、マイルは1人分しかない
当時、私たちの手元にあったマイルは、ちょうど1人分。そこで、今回は以下のような配分で航空券を狙っていました。
- 妻: 東京↔︎イスタンブールを特典航空券(往復)で予約
- 夫: 東京↔︎イスタンブールの通常の往復航空券を現金で購入
トルコ旅行で一番費用の大きい航空券代を1人分だけでも浮かせられれば、トータルの旅費はかなり抑えられず!と、この時点では初めてのマイル活用に浮かれていました。
往路は無事に予約完了!新規就航路線は狙い目?
ANAの特典航空券といえば激戦のイメージがありますが、イスタンブールは新規就航路線ということもあってか、予約開始から1ヶ月後に予約しましたが、問題なく確保することができました。
初めての特典航空券予約でしたが、「意外とすんなり取れるものなんだな」と拍子抜けしたほどです。
この順調すぎる滑り出しで「帰りの便も急がなくて大丈夫だろう」と完全に油断してしまったことが、のちに大きな後悔を招くことになります。
【大誤算】3ヶ月の油断で復路の特典航空券が満席に

往路(東京→イスタンブール)の予約を終えた私は、すっかり安心しきっていました 。イスタンブールのアクティビティやカッパドキアでの気球ツアー、素敵な洞窟ホテルの情報を集めるのに夢中で、肝心の復路の「特典航空券」の確保を後回し。
この時はまだ、「新規就航路線だし、1ヶ月経っても往路が取れたんだから大丈夫だろう」という根拠のない自信がありました。
気づいた時には満席。残された選択肢は「片道購入」のみ
復路の特典航空券の予約開始から3ヶ月後、いよいよ復路を予約しようとサイトを開くと、画面には「空席待ち」。前後数日を確認しても、特典航空券の枠は一切空いていません 。
この時はまだ、片道だけでも特典航空券が使えれば旅費は大きく抑えられると考えていました。
衝撃の事実!マイルを使ったのに「有償航空券」と数万円しか変わらない?

「片道だけでもマイルが使えたんだから、それなりに安くなっているはず!」 そう自分に言い聞かせながら、恐る恐る今回の旅費の総額を計算してみたところ、算出された数字を見て青ざめました。
なんと、マイルを使ったにもかかわらず、夫婦2人とも普通に航空券を現金で購入した場合と、数万円しか変わらないという驚愕の結果になったのです。
「マイル=お得」という勝手な思い込みが、いかに危険かを思い知らされた瞬間でした。実際にどれほどの差だったのか、次のシミュレーションをご覧ください。
燃油サーチャージ+片道運賃のコンボでコストメリットが崩壊
なぜ、せっかく貯めたマイルを投入したのに、コストメリットがほとんど消えてしまったのか。その理由は、「燃油サーチャージ」と国際線航空券の「片道発券」にありました。
今回の旅費を、当初の予定・実際の結果・すべて現金払いの3パターンで比較した表がこちらです。
【旅費のコスト比較(夫婦2人分)】
| 比較パターン | 妻の航空券 | 夫の航空券 | 合計コスト |
| ①当初の想定(往復特典) | 55,000マイル + 55,700円 | 200,220円 | 255,920円 + 5.5万マイル |
| ②今回のケース(片道特典) | 27,500マイル + 169,340円 | 200,220円 | 369,560円 + 2.75万マイル |
| ③マイルを使わない(全て有償航空券) | 200,220円 | 200,220円 | 400,440円 |
なぜ「パターン②」は大失敗だったのか?
最大の誤算は、復路で急遽購入することになった「片道運賃」の高さです。 一般的に、国際線の有償航空券は「往復」で買うことを前提に割引が組まれています。 今回、妻の復路(片道)だけで141,490円もかかっており 、これは往復運賃(約20万円)と比較しても、割高な計算になります。
さらに、特典航空券であっても、燃油サーチャージなどの諸税は現金で支払わなければなりません。
結果として、「割高な片道運賃」+「燃油サーチャージ」のコンボにより、「全部現金で払う(パターン③)」のと、たった3万円ほどしか変わらないという結果になりました。27,500マイルという貴重な資産を使ってこの差額は、海外旅行初心者の私たちにとって痛い勉強代です。
今回の失敗から学んだ「夫婦でマイルを使う時」の鉄則

今回の「片道発券によるコスト増」という大失敗を経て、私たちは国際線でマイルを活用するための重要な教訓を2つ得ました 。これから夫婦や家族での旅行を計画している方は、私たちと同じ失敗をしないために、ぜひ以下のポイントを抑えておきましょう。
特典航空券は「往復セット」で確保するのが大前提
国際線の特典航空券を利用する場合、「往復分のマイルを準備しておく」ことが鉄則です。片道のみでも特典航空券を予約することはできますが、コスパを考えるのであれば、往復分のマイルが貯まるのを待ってから予約することをおすすめします。
また、特典航空券の枠は限られているため、私たちのように予約開始してから3ヶ月後には土日の便は空席待ちになってしまうケースがほとんどです。予定が確定したらすぐに予約しておきましょう。
ポイント:片道しか特典航空券が取れなかった時は「乗り継ぎ便」や「LCC」も検討
直行便では空きがなくても、乗り継ぎ便なら空席がある場合もあります。提携航空会社(スターアライアンス)の便もANAマイルで予約できるので合わせて検討してみるのも良いと思います。
最も現実的なのは、夫婦揃って片道はANA(1人は特典航空券、1人は通常航空券)、片道はLCCの選択肢です。
特に深夜便を活用する際は機内食がでないLCCでも問題ないので、私たちはアジア旅行では、フライト時間に応じてフルキャリア×LCCの組み合わせも積極的に検討しています。
1人分の片道しかマイルがないなら、潔く2人とも有償で買うのもアリ
「1人の片道だけでも予算を浮かせたい」という心理が働きますが、今回のように片道発券になってしまうと、マイルを消費したにもかかわらず、現金支払い額は全員有償で購入する場合と数万円しか変わりません。
- コストの現実: 「片道特典+片道有償」よりも「往復有償割引」の方が圧倒的にコスパが良いケースが多いのが国際線の特徴です 。
- 判断基準: 手持ちのマイルが1人分(片道分)しかない場合は、無理に今回の旅で使おうとせず、マイルが2人分貯まるまで待つか、国内線などの「片道利用でも損をしない路線」のために温存しておくのが賢い選択です 。
私たちの、初めてのANA国際線特典航空券予約は、「高い勉強代」となりました。この記事が、これからマイルで海外旅行を目指す方の参考になれば幸いです。



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